せっかく買ったサンスターディスクの性能を使い切りたいと思っています。どうしたらディスクの性能を使い切れますか?

ブレーキディスクはブレーキパッドとの摩擦で作用します。ブレーキの性能を語る上でキモになるのは「温度」です。
通常車両メーカーが一般公道で想定するブレーキディスクの温度は~350℃程度です。ステンレス製のブレーキディスクが使用されるプロレースにおける温度領域は300~600℃程度です。(瞬間的には600℃以上にもなります)
一般公道とサーキット(レースなど)ではブレーキディスクの使用温度領域がかなり違う事がお分かりいただけると思います。レース用ブレーキパッドなどは高い温度領域で性能が発揮される様に設計されています。
ディスクはパッドとは少し求められる性能が異なります。ディスクは500℃を超える様な過酷な温度領域でも適切な摩擦を発生させ、歪むことなく継続使用できなければいけませんし、雨の中走行しても適切な摩擦が発生させなければなりません。
ディスクは幅広い使用環境の中で、常に安定したブレーキフィーリングを再現出来るディスクが良いブレーキディスクと言えます。そういった意味では、普段の愛車の乗り方でブレーキを使うことで、サンスターディスクの性能を体感していると言えます。
無理にブレーキを使うことはせず、ノーマルディスクよりも上質なブレーキフィーリングを普段から体感していただき、ブレーキングを楽しんでいただければ幸いです。